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query_builder 2023/11/11
土地戸建てマンション訳あり物件相続

まるで再開発!?調布に響く解体音 外環道地盤補修3カ月


ゴーッ、カタカタ、ガシャーン。さまざまな騒音が響く。背の高い重機がそびえ、フェンスに囲まれた一戸建てがあちらにも、こちらにも。東京外郭環状道路(外環道)のトンネル掘削で緩んだ地盤の補修工事が始まって3カ月。調布市の住宅街の一角は、まるで再開発の現場のように、静かな日常を失っていた。

8月2日に始まった補修工事は、地下47メートル前後に掘られたトンネル直上の長さ220メートル、幅16メートルの範囲を対象にしている。地中に打ち込んだパイプからセメントと水を混ぜた補修材を噴射、周りの土とかきまぜて直径4メートル、高さ40メートルほどの円柱を次々に造ってゆく。  補修材は、工事現場の北約300メートルの国道20号沿いのプラントで作る。京王線つつじケ丘駅から徒歩5分ほどで、広さ約400平方メートル。高さ8メートルの薄緑色のタンクが3基あり、ゴーッと低い音が響く。タンクローリーやダンプが次々に来てセメントを補給し、工事で出た泥を搬出していた。


プラントから工事現場へパイプラインが延びる。付近を南へ流れる幅5メートルほどの入間川の上に、白や緑、黒など計7本が見えた。なるべく川から離れないように南へ歩き、一つ目の「中継ヤード」へ。補修材や泥が流れやすいようポンプで加圧している。ドン、ドンという拍動のような音や、ウーッという低い響きがずっと続き、気になる。  さらに南へ。高さ2メートルほどの白いフェンスや、それより高い緑やグレーのシートの囲いが見えた。内側から、カン、カン、ドシャーッと家屋解体の音。補修工事のため立ち退きを迫られた3階建ての家で、フェンスに貼られた掲示に「1階洗面脱衣室」「2階洋間」などと生活をにおわせる記載がある。外環道を建設する東日本高速道路によると、解体の対象は約30軒で、既に12軒で終了。かつて国会で「地上への影響はない」と説明された地下40メートル以深の大深度トンネルだが、実際には暮らしを壊してしまった。  こうした解体中の家のほか、郵便受けをテープでふさぐ、植木が伸び放題など、既に無人になったとみられる家も点在していた。  通りがかりの女性(78)は周りを見回して「どうなっちゃうんだろう」。自宅は掘削時の振動で損傷したという。「30年住んでいるし、もう年だから移れない。こんな状況だから、売ろうにも売れないだろうし」と厳しい表情。  パイプライン終点となる二つ目の中継ヤードでは、背の高いクレーンや、地中に補修材を入れる機械が動く。ここは「入間川ぶんぶん公園」という遊び場だったが、作業のため2025年5月まで閉鎖という。


そのまま入間川の下流へ1キロほど歩き、野川との合流点を目指す。先般、東日本高速などが、野川サイクリング道路にできた穴を、管理者の狛江市に無断で埋めた跡を見るためだ。  合流点の手前20メートルほど。垂直の護岸と水平の川床のつなぎ目付近のコンクリートに、長さ10メートルはありそうなひび割れがあった。20年に地下をシールドマシンが通った場所に近い。掘削と関係はないのか、疑問だ。  いよいよ野川に出た。無断で補修したところは、その後、狛江市が舗装し直したという。周囲より少し、アスファルトが盛り上がっていた。  もともと地盤の弱い川岸。掘削との関係を確認するため、一度、地下の調査をすべきだろう。





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